「ち」「ん」「す」「こ」「う」の五つの字が一字ずつ回って止まる「ちんすこうルーレット」を、当社のサイトで公開しました。実際に作ったのは生成AIです。ちょっとした思いつきを形にするのがどれだけ手軽になったかの例として、その経緯を書きます。

ルーレットはこちらで遊べます。

遊んでみるちんすこうルーレット

きっかけはSNSで話題になった投稿です

「ちんすこう」の五つの字が回るルーレットを、Webではなく実際のモノとして作った人がいました。

それを見て、Webで作れば誰でもその場で遊べて面白いと思ったのがきっかけです。

生成AIに頼んだのは数行の文章です

生成AIに伝えたのは、次のような内容です。

  • 一字ずつ「ちんすこう」の字が回って、ルーレットのように止まるもの
  • 「ちんすこう」の字の組み合わせで遊べるもの
  • 書体はレトロな活版印刷のようなもの
  • 無駄にお堅い雰囲気で、遊び心を出したい
  • 音も出したい
  • Webサイトで公開する前提で作る

画面の配置や色、判定の決まりは指定していません。どう作るかは生成AIに任せました。

生成AIは回る仕組みから効果音まで作りました

できあがったものには、頼んでいない部分まで入っていました。

部分 作られたもの
回る仕組み 五つの字が回り、押すたびに左から一字ずつ止まる。押さなくても順に止まる
判定 止まった並びを特等から残念賞までの8段階で判定する。特等は3,125回に1回の割合で出る
効果音 音声ファイルを使わず、ブラウザの中でその場で音を作って鳴らす
記録 回した回数と最近の結果を、遊んだ人のブラウザに残す

動作の確認も生成AIが受け持ちました。何千回も回して確かめるなかで、五つの字が止まりきる前に結果が出てしまう不具合が見つかり、公開前に直しました。

お堅くと頼んだら画面が役所の書類ふうになりました

最初に出てきた画面は、回すことを「申請」、結果を「判定書」と呼び、朱印を押す作りでした。

遊ぶ人から見ると、なぜ申請なのかが分かりません。そこで「申請とか審査って、なんでそういう表現になるの?」と聞き、「お祭りの縁日みたいな雰囲気で考えて」と伝えました。

すると、福引所の見立てに作り替えた版が出てきました。提灯と紅白幕が下がり、当たると鐘がカランカランと鳴る画面です。言葉の受け取り方がずれることはありますが、できたものを見て伝え直せば作り替えられます。

思いつきを形にするハードルが下がりました

これまでは、ちょっとしたアイデアがあっても、形にするには道具を作る手立てが必要でした。プログラムを書ける人に頼むか、自分で覚えるかです。遊びの思いつきなら、たいていそこで止まっていました。

いまは、思いついたことを文章で伝えれば、動くものが出てきます。ちょっとした思いつきでも、形にするところまで手が届くようになりました。

仕事で使う小さな道具も同じように作れます

これは遊びに限った話ではありません。毎回手で数えている集計や、紙で回している申請を入力する画面など、社内で「こういう道具があれば」と思っているものも、同じように形にできます。

まず動くものを作ってみて、使いながら直していく進め方ができます。生成AIをまだ仕事で使っていない場合は、こちらもあわせてどうぞ。

生成AI活用中小企業が生成AIを使い始めるとき、最初に決めるとよい3つのこと

当社では、生成AIの使い方から、こうした思いつきを形にするところまでお手伝いしています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。